OS自作入門

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[読書感想]

30日でPCで動く32bitグラフィカルOSを作ろうというテーマの本。コンピュータにはいろいろ不条理な前提や機能が多く、それは低レイヤーにいくほど多いのが、OS関係の情報はどうもその手の意味説明をカットしてしまう傾向がある。しかしOSに興味がある人の多くはそういう情報こそ知りたいのではないだろうか。この本はそういう部分もカットせずに対応しており結果として雑学的にも読みやすいものになっている。

問題を挙げるとしたら、分厚いことだ。他では得られないOS製作に必要な情報の大半は、雑学的知識の習得であってそういうのは電車の中で読みたかったりする。内容は減らすべきではないが、一冊1200円くらいにして30日ではなく一週間ごと5冊、10日ごと3冊くらいにしてほしかったかもしれない。