古典電脳物語
[読書感想]
この本は、昔の部品やプログラムを取り上げることで、コンピュータの仕組みを説明するための読み物なのですが、その話し方が面白い。コンピュータの歴史からはじまって、昔の秋葉原、Intel 8085を使った昔のマイコン製作といったように話がすすんでいく。本文中で関連する書籍を紹介しているのも好評価です。
今はどうかわからないが、工学系情報出身者は、実際に演習でプロセッサ製作レベルからのコンピュータ製作は行っているので、この手の知識はすでにあるだろうけど、実製品を使っての説明は実験用設計では得られない面白さがある。そうでない人はこの本を読むことでコンピュータの仕組みを知ることができるかもしれない。
OS自作入門も、この本を読んだあとで読むのがいいかもしれない。