{{category 読書感想}} {{amazon 4797341378}} 一言で言えば、数学を題材にしたラノベ。 登場人物は、「僕」と「ミルカさん」と「テトラちゃん」。 物語は、視点である「僕」が、課題を解釈し解いていくのが中心だ。 解こうとした後、ミルカさんにヒントをもらいながら別の視点での解を認識することになる一方で、テトラちゃんにヒントを与えてみたりテトラちゃんの奇抜な発想に感銘したりもすることになる。 読者が仕組みを理解しやすいよう、同じものを何度も別の視点で扱うし、試行錯誤や失敗、そこからの転換も入っている。そういう意味で、数学に挫折した人にもお勧めかもしれない。