{{category 読書感想}} {{amazon 4061492101}} こちらはイスラム教の本。 だが、イスラームは、その初期はムハンマドとその一族の勢力拡大そのものであり、その後も帝国支配の根本になっているため、この本は、英雄と事象、統治や制度、いまでもそれはイスラム教の中核を占めているが、の歴史をたどる構成となっている。というのも線数百年続く歴史的経緯に基づいた制度だからだろう。 この本は、概念についての図は多いのだが、あまりわかりやすいとは思えない。 まあそれは別体系になじんだ身だからなのかもしれないが。 概念そのものはあまりよくわからないんだけど、 歴史的な側面を踏まえているので、それがどういう経緯で成り立ってきたかはわかるようになっている。この本はイスラムの歴史と概念を結びつけるためには有用だと思う。